中部製紙原料商工組合はこのほど、㈱旭宝(大阪府岸和田市)を「持去り古紙買入れ事業者」として公表した。
中部商組は、昨年の11月から12月にも、愛知県内で持ち去られた古紙が旭宝付近に留まっているのを、3回GPSで確認したが、その際は同社から「持去り古紙の受け入れを止める」との強い意思表示があったため、警告と公表は見送った。しかし、今年も再発した形跡が認められたため、今回の公表となったもの。
今年の事案では、まず6月9日、愛知県知多郡阿久比町から持ち去られた古紙のGPSの軌跡が旭宝付近で確認されたが、同社は古紙受入れを認めなかったため公表を見送った。しかし11月7日(愛知県知多郡東浦町)、11月22日(名古屋市名東区)にも、旭宝付近で持去り古紙が確認されたため、今回の公表となった。
株式会社 紙業タイムス社 「Future1/16号」より