丸住製紙は先頃、インテックス大阪で開催された「関西高機能プラスチック展」に、自社開発したセルロースナノファイバー(=CNF)を出展した。
同社が開発したCNFは、パルプ繊維を化学的に変性した後で機械解繊して得ることができる。パルプ繊維を化学的に処理することで、CNF製造において大きな課題となっている機械解繊のエネルギーを大幅に削減できた点が特長。また、できあがったCNFは透明性に優れ解繊度合いが非常に高い。同社では、2019年2月頃からサンプル提供を開始する予定で、今後は量産を視野に、実証プラントの設置を急ぎたいとしている。
株式会社 紙業タイムス社 「Future6/25号」より