三菱製紙は、植物由来ポリフェノール成分を利用した加工技術が、新型コロナウイルスに対して抗ウイルス効果があることを、加工後の不織布を用いた検証で確認した。
この加工技術は、植物由来ポリフェノール成分を、特殊な製法により不織布の繊維表面に担持させる技術。使用するポリフェノール成分は抗酸化物質で、抗ウイルス作用があることが知られている。また、この加工技術を施した不織布には、新型コロナウイルスのほかA型インフルエンザウイルスに対する抗ウイルス作用、黄色ブドウ球菌・肺炎桿菌・大腸菌に対する抗菌作用、ダニアレルゲン・スギ花粉アレルゲンへの抗アレル物質作用があることも確認された。
特別利益6.9億円を計上
三菱製紙は、保有する投資有価証券のうち2銘柄を売却し、売却益6億8,700円を2022年3月期第2四半期で特別利益として計上する。
株式会社 紙業タイムス社 「Future11/1号」より