レンゴーはこのほど、関連会社である大津製函(レンゴー議決権比率38.76%)の自己株式を除く発行済株式をすべて取得し、完全子会社化した。
大津製函は京滋地区を主な商圏とするボックスメーカーで、レンゴーは1964年から資本参加している。これまでも段ボールシートの供給や段ボールケースの生産委託を行ってきたが、今後は連携を一層強化し、京滋地区におけるグループ段ボール事業の拡充を図る。
【大津製函】▽本社:滋賀県大津市▽資本金:4,000万円▽事業:段ボールケースの製造・販売▽2021年3月期売上高:約5億5,000万円▽従業員:37名
Carbon Clean 200に選定
レンゴーは、「Carbon Clean 200」(2022年)に選定された。
「Carbon Clean 200」は、カナダのメディア・調査会社コーポレートナイツ社が、米国のESG投資推進団体As You Sowと共同で発行している指標。気候変動対策を推進し「クリーンな収益」をあげている世界の上場企業200社が選定され、2022年は日本から12社がリスト入りを果たした。
レンゴーはこのほか、第3回「ESGファイナンス・アワード・ジャパン」の環境サステナブル企業部門において、環境サステナブル企業に選定された。ESGファイナンス・アワード・ジャパンは、環境省がESG金融の普及・拡大のために創設した表彰制度で、ESG金融や環境サステナブル経営に積極的に取り組み、インパクトを与えた機関投資家、金融機関、仲介業者、企業などを評価・表彰している。「環境サステナブル企業」は、情報の開示充実度が一定以上の企業が選定される。
株式会社 紙業タイムス社 「Future3/28号」より