日本製紙はサッポロビール、東罐興業と共同で、「第39回全国都市緑化北海道フェア ガーデンフェスタ北海道2022」(北海道恵庭市、6/25~7/24)において、来場者参加型の使用済み紙コップ分別回収実証実験を実施した。
実証実験は、①来場者にサッポロビールが生ビールを販売する際に紙コップで提供 ⇒ ②来場者自らが飲食会場でコップ洗浄機(東罐興業製造)を使って紙コップを洗浄し、専用回収ボックスに投入 ⇒ ③回収済み紙コップを日本製紙が段ボール原紙にリサイクルするというもので、紙コップ回収率は約7割だった。
使用済み紙コップは古紙の分類では禁忌品に指定されており、通常は一般廃棄物として焼却処理されるが、昨今は紙容器のリサイクルニーズも高まっている。これを受けて3社は、使用済み紙容器の再資源化への取組みを開始。今回の実証実験は、消費者に使用済み紙容器リサイクルに関する正しい理解を深めてもらうための啓発活動の一環として実施した。
また日本製紙は、8月28日に札幌で開催された「北海道マラソン2022」でも、会場で使用された紙コップを紙製品へマテリアルリサイクルした。同大会は“サステナブルな大会づくり”を進めており、日本製紙と日本製紙クレシアも協賛した。
株式会社 紙業タイムス社 「Future9/5号」より