機能紙研究会は11月10日、福岡市の電気ビル共創館で、「第61回機能紙研究発表・講演会」を開催する。
　今回のメインテーマは「サステナブル社会における機能紙」。新素材や新製品の開発状況など全8講演のほか、併催する新製品展示会ではポスターによる研究発表を実施し、出展者から概要をPRしてもらうとともに名刺交換の時間も設ける。また、翌11日には九州大学伊都キャンパスなどの見学会も予定している。
【日時・会場】▽日時：11月10日（木）9:20～16:50▽会場：電気ビル共創館4Ｆ（福岡市中央区渡辺通2－1－82）
【講演内容】▽機械解繊によるシルクフィブロインナノファイバーの製造と繊維補強材としての可能性（京都工芸繊維大学繊維学系准教授・岡久陽子）▽三次元磁場配向NMRの開発：セルロース合成系への応用を目指して（京都大学大学院農学研究科助教・久住亮介）▽素材産業のさらなる競争力強化に向けて（経済産業省製造産業局素材産業課課長・吉村一元）▽ペーパーエレクトロニクス（東北大学未来科学技術共同研究センターリサーチフェロー・福原幹夫）▽サプライチェーン排出量算定の取組み（北越コーポレーション生産技術本部ゼロCO2推進室室長・西村元）▽機能性無機物とパルプの新規ハイブリッド素材「ミネルパ」（日本製紙研究開発本部富士革新素材研究所主任研究員・蜷川幸司）▽ナノペーパー半導体の開発と応用展開（大阪大学産業科学研究所准教授・古賀大尚）▽機能紙最前線の現状と未来展望（テック・リエゾン代表／機能紙研究会前専務理事・藤原勝壽）
　参加費は、研究発表・講演会が一般会員1万5,000円、賛助会員1万円、学生会員6,000円、見学会は一律1万円（見学会のみ参加の場合、別途年会費5,000円）。開催内容や参加申込要領など詳細はwebサイト（http://www.e-kami.or.jp/HP/kinoushi/）を参照。申込締切は10月28日（金）。
 

株式会社　紙業タイムス社　「Future10/24号」より