大栗紙工はこのほど、発達障がい者を支援する取組み「ペイフォワードまほらノートプロジェクト」を、継続実施することを発表した。
「ペイフォワードまほらノートプロジェクト」は、同社が発達障害当事者の声をもとに開発した『mahora(まほら)ノート』の限定デザイン『ペイフォワードまほらノート』を1冊購入すると、発達障害の方を中心にmahoraノートが2人に寄付されるという取組み。2021年11月にスタートし、1年間で20の支援施設などを通じて1,700冊が寄付された。同社では、より多くの当事者に『mahoraノート』を知ってもらえるよう、引き続き寄付先を募集し、6,000冊の支援を目指す。
『mahoraノート』は、発達障害を持つ人達の声を反映して作られた、目にやさしいノート。「光の反射を抑えた中紙」「識別しやすい罫線」「シンプルなデザイン」が特徴で、発達障がい者を支援するOffice UnBalance(大阪市)とともに、当事者約100人の声を集めて開発された。これまでに、グッドデザイン賞「グッドデザイン・ベスト100」や日本文具大賞デザイン部門優秀賞などを受賞しているが、同社では「まだ、必要としている人に届けられていない」という思いから、同プロジェクトを企画した。
『ペイフォワードまほらノート』は同社オンラインストア( https://www.oguno.jp/)のほか一部文具店で販売中。
株式会社 紙業タイムス社 「Future12/26号」より