サッカーのワールドカップが6月12日から7月13日まで、1ヶ月にわたってブラジル国内の12地点で開催される。しかしながら、大イベント開催とは裏腹に全般の国内景気は減速、5月のOCC価格は平均でトン当たりReal 20-30の値下がりを見せている。当初予想されていた様に、古紙市場は昨年の10月以来、高値圏を維持できずにここまできた。ただ、4月のOCC価格は国内包装紙メーカーの利益重視に押された形で前年同期比41%増まで値を上げた。6月は現在まで安定しているが、この先更なる価格下落が見込まれている。この値下がりには複合要因があり、国内の需要低迷と全般的な景気減速が大きく影響していると、市場関係者は語っている。
6月10日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ