チリ森林協会発表の最新の統計速報値によると、チリからの1~2月紙パルプおよび森林製品の輸出額累計は、前年同期の$8億2千6百万から4%上昇して$8億5千9百万となった。数量的にみると、晒ラジアタパインの輸出量は前年同期比1.9%増の29万6千トン、晒ユーカリパルプは同5.5%減の31万トン、未晒ラジアタパインは33.7%増の7万1千トンと大きく数字を伸ばした。チリのラジアタパイン輸出先国ではアジア諸国とりわけ中国向けが最大で、ユーカリパルプの輸出先ではオランダ、韓国、中国の順となっている。晒・未晒ラジアタパインの主要な輸出メーカーはArauco社で、輸出量全体のそれぞれ72%、99%を占めている。また、晒ユーカリパルプでは、全体の輸出量の54%をCMPC社が占めている。
4月21日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ