ロシアは、このほどコート紙の巻取り、平判いずれも輸入関税を18ヶ月にわたってこれまでの10%から5%へ切り下げる決定を下した。ロシアの関係当局によれば、今回の措置は国内の出版分野への支援を狙ったもので、この決定は今年7月前後から効力を発するものとしている。ロシアはベラルーシ、カザフスタン、アルメニアの3国で構成するユーラシア経済連合の範囲内で、今回の措置を承認する義務を負っている。ロシアがコート紙他に賦課する輸入関税は、同国が2012年8月にWTO加盟した折から、EUとの貿易紛争の課題となっていた。WTOルールに則れば、紙類の輸入関税は5%内外と定められている。
4月22日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ