南アフリカを本拠とするSappi社は、このほどフィンランド南部に位置する塗工中質紙76万トンの生産能力を有する同社Kirkniemi工場で新たな蒸気ボイラーを稼働させた。同社代弁者によれば、設置作業は7月17日に完了し、現在同ボイラーは順調に稼働しているとしている。同ボイラー新設に掛かった費用は5千6百万ユーロで、2013年に同社が発表したオーストリアの同社Gratkorn上質紙工場でのパルプ設備および製紙ラインの一部を改良するプロジェクトを含めて投資総額1億2千万ユーロのうちの一部となっている。このボイラー5号機の能力は98MWで、蒸気は既存のタービンを経て同工場で使用される電力の供給元となる。
8月25日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ