米国を本拠とするIP社は、スウェーデンを本拠とするHolmen社が保有するスペインMadridの新聞用紙工場の購入に関して拘束力のある契約を取り交わしたと本日公表した。しかも、現行の生産ラインに改造を施し、再生コンテナーボードの生産へ切り替える意向であることが分かった。契約条項に則って、IP社はMadrid新聞用紙工場の購入に加え、その関連する再資源化活動と熱電併給システム施設の持ち分権50%を取得することになるとしている。今回の売買取引は、規制当局の承認を経て2016年第2四半期には完了する見込み。IP社は、既存ラインに改造を施し、同工場での雇用の見通しを注視しつつ、2017年第2四半期には年産38万トンの生産能力で再生コンテナーボード生産を行なう計画である。
3月16日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ