市場関係者によると北米の市販パルプ・メーカー大手数社は、春季定期保守点検の休転を予定しており、以降数ヶ月のうちに合計約19万2千トンが減産される見込みであることが分かった。休転を予定しているのは、Domter社、Georgia-Pacific社、International Paper社、Resolute Forest Products社、West Fraser社で、この5社はまもなく生産設備を止める模様。このうち米国南部に位置するDomter社は、今週既に同社パルプ工場のうち2工場で定期保守休転に入っており、フラッフ・パルプと南部NBKPの生産をカットする。3月14日よりノースカロライナ州Plymouth工場のフラッフ・ラインを14日間の停機措置としており、これにより約1万8千トンの減産となる。また同日、同様にサウスカロライナ州Marlboro工場で約8日間の予定にて休転に入っており、南部NBKP2,500トンが削減される。
3月18日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ