米国のVerso Corporationは、ケンタッキー州Wickliffeに位置する同社製紙工場の閉鎖を本日公表した。同工場は、コート紙製品の継続的且つ加速する需要減退と、ドル高・外貨安を背景に大量に流入する輸入紙に嫌気が差して2015年11月より休転措置をとっていたもの。同社CEOによれば、Wickliffe工場の購入者探しを徹底的に行なってきたものの結局徒労に終わり、同社は同工場閉鎖という苦渋の決断を取らざるを得なかったとしている。同工場の約310人の従業員は、昨年休転が決まった時点で臨時解雇となっていたが、以降もマーケティング・プロセス期間に少数グループが基幹システム維持の為に工場に残っていたとしている。
4月5日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ