最新の産業統計によれば、米国6月の工業生産高指数は5月に前月比0.3%微減となった後、当月は反転し前月比0.6%の微増となった。今年第2四半期全体の工業生産高指数は年率1.0%減となり、3四半期連続で減少推移となった。6月の製造業では、自動車組み立て分野での好調が大きく反映されて前月比0.4%微増、また、加工品生産高では自動車およびスペアパーツ以外では変化がなかった。水道光熱費分野の生産高は前月から2.4%増となったが、これは6月としては例年より温暖であった為、エアコンの使用が増えたことが要因となった。鉱工業分野では8ヶ月連続の減少推移から2ヶ月連続の増加に転じ、0.2%微増となった。2012年の平均と比較すると104.1%で、6月の工業生産高は前年同月比0.7%減となった。また、6月の工業分野の稼働率は同0.5%ポイント上昇し75.4%を示したが、この数字は1972年~2015年の長期推移の平均を4.6%ポイント下回っている。
7月15日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ