ブラジル森林産業協会が公表した最新の統計によれば、同国10月のパルプ販売量は前年同月比6.8%減の約100万トンとなったことが分かった。これをみると月次の数字としては緩慢なペースとなっているものの、同国の晒ユーカリパルプが2016年1月~10月に記録している販売量累計は前年同期比11.1%増の1千60万トンとなっており、全体の好調な数字には影響を与えていないとしている。また同国の今年1年のパルプ生産量累計は、前年比8.1%増の1千5百40万トンの見込みとなっている。実質的には、この数字のほとんどはユーカリパルプが占めており、それ以外は今年4月に操業をスタートした同国唯一のNBKPメーカーKlabin社が生産した40万トンのみであるとしている。
12月6日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ