ドイツを本拠として、ヨーロッパでの商取引・旅行業分野で大手のREWEグループが、新たな包装用素材をテストしていることが分かった。今週初より、同グループの膨大な販売網と小売店で、顧客は天日干しの植物繊維を40%使用したまったく新しい包装素材(grass paper)に梱包されたオーガニックのリンゴを購入できることとなったとしている。この素材は、同国North Rhine-Westphalia州Hennefに位置する製紙工場によって開発されたもの。同社は声明の中で、原材料として植物繊維の特別に有利な点は、その比較的良好なエコバランスと密接に関係しているとしている。更に、使用される植物は成長の速い原料であり、素材自体や二次的繊維を最小単位へ処理するよりも、水もエネルギーも少なくてすむと付け加えている。同グループは、すべての関連小売店のビニール袋を禁止した初の小売業であり、特に果実と野菜向けに絶えず過度な包装をなくしていく方策を探している。
6月15日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ