オーストリアの出版・印刷会社Moser Holding社が、2018年12月31日をもって同国Elsbethenに位置する同社印刷工場を永久閉鎖し、すべての印刷事業をInnsbruckとWelsの同社工場へ移管するとして、このほど同社プレスリリースで公表した。同社によれば、同工場は閉鎖の日まではフル生産を継続し、同工場従業員との労使協議会での交渉は既に始まっているとしている。この閉鎖によって36人が解雇となる。同社CEOによると、Elsbethen工場に於いては技術的インフラ面で障害に直面することが増え、サービスやスペアパーツの供給にも支障が出てきたとしている。更に、残念ながら、市場と受注の伸びを考慮すれば、同社としては同工場の将来を見据えた生産プラントへの必要な高い投資を正当化できないと付け加えた。
5月30日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ