紙パルプ技術協会の環境技術委員会は7月15~16日、東京都江戸川区のタワーホール船堀で「第17回環境セミナー」を開催する。
今回は地球温暖化、森林資源、アジアの動勢といったグローバルな問題から、工場運営に直結する身近な廃棄物問題、燃焼灰有効利用、騒音、振動対策などを取り上げる。講演内容と講師は次の通り。
●7月15日(13:00開始予定)
①“人はなぜ紙に魅かれるのか”…「紙の力」から見た未来(東京大学名誉教授・尾鍋史彦氏)
②地球温暖化を巡る国内外の動向(日本エネルギー経済研究所・佐々木宏一氏)
③最近の環境法規制の動向(王子製紙環境経営本部・湯浅正信氏)
④ノイズビジョンを使った工場の音源探査と騒音対策(日東紡音響エンジニアリング・青木雅彦氏)
⑤注意すべき廃棄物処理法~陥りやすい廃棄物違反(BUN環境課題研修所・長岡文明氏)
●7月16日(9:30~15:35)
⑥レンゴーの地球温暖化対策~太陽光発電等クリーンエネルギーの活用(レンゴー環境課・山下毅氏)
⑦古紙設備の振動対策(北越紀州製紙関東工場市川・北村智樹氏)
⑧日本製紙の環境活動と地域貢献(日本製紙環境安全部・芝田衛氏)
⑨アジアの環境問題の現状とその動向(日本経団連・青山周氏)
⑩森林資源の現状と今後の方向性について(林野庁森林・林業基本政策検討室・小島孝文氏)
⑪焼却灰、飛灰からの重金属の回収(京都大学大学院・高岡昌輝氏)
⑫生物多様性をめぐる国内の動向について(環境省生物多様性地球戦略企画室・川越久史氏)
参加費は個人会員1万4,000円(維持・賛助会員会社は1社5名まで個人会員扱い)、非会員1万9,000円。参加申し込みは、所定の申込用紙に必要事項を記入し、 FAX(03-3248-4843)で申し込む。申込用紙はホームページ(http://www.japantappi.org/)、紙パ技協誌7月号に掲載。
株式会社 紙業タイムス社 「Future 7/12号」より