大日本印刷はこのほど、住民基本台帳カード発行プリンターの新モデルを発売した。
新モデルは、昇華型再転写方式のフルカラープリンター。ICチップを搭載した住民基本台帳カードへ、顔写真および氏名、住所、生年月日などの個人情報を券面印刷し、ICチップへのデータ書き込みも行う。従来機に比べ約20%小型化しており、約30%の軽量化を実現したほか、消費電力も約60%削減できる。また、プリンター内の未発行カードやインクリボンの抜き取りを防止するロック機能を追加、プリンター自体の盗難を防止するセキュリティスロットも搭載し、セキュリティ性を一層強化した。さらに、未発行カードを収納するカードホッパー部分の取り外しが可能で、未使用時は、よりセキュリティが保たれている別の場所で保管することも可能。
同社では、代理店を通じて大手システムインテグレーターなどに向けて販売し、2013年度までに3億円の売上げを目指す。
株式会社 紙業タイムス社 「Future 5/23号」より