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紙の業界ニュース

2011/06/01

=決算=

=紙パの2011年3月期決算=
 メーカー、紙流通、紙加工の2011年3月期決算(10年4月~11年3月)(連結ベース、単位100万円、カッコ内は前年度比)。
【メーカー】
●巴川製紙所
〔11年3月期業績〕
 売上高 41,626 (▲1.4%)
 営業益 2,581 (+86.3%)
 経常益 2,484 (+106.3%)
 当期益 1,725 (+342.2%)
〔次期予想〕
 売上高 38,000 (▲8.7%)
 営業益 1,800 (▲30.3%)
 経常益 1,800 (▲27.5%)
 当期益 1,100 (▲36.2%)
 大幅なコスト削減により収益力が向上したほか、1Qに収益性の高い製品群の出荷があったことから、利益は各段階とも大幅増益。当期純利益には、投資有価証券売却益1億4,200万円も計上している。震災による被害は、一部子会社で出荷遅れなどはあったが、設備損壊などの直接的な被害はなく、業績への影響は軽微だった。次期見通しについては、震災前までは増益を目指していたが、現時点で想定し得る震災の影響を加味した結果、前記のような予想となった。
【紙流通】
●日本紙パルプ商事
〔11年3月期業績〕
 売上高 482,143 (+15.4%)
 営業益 5,186 (+15.2%)
 経常益 5,855 (+11.6%)
 当期益 3,418 (▲18.7%)
〔次期予想〕
 売上高 530,000 (+9.9%)
 営業益 6,300 (+21.5%)
 経常益 6,000 (+2.5%)
 当期益 3,500 (+2.4%)
 国内販売は、洋紙は減少したが板紙は増加、また前年度に子会社化した2社の業績が寄与し、売上高は前年度比+1.4%、経常利益は同+15.4%となった。海外事業は国内より好調で、当期から連結範囲に含めたJP中国や、子会社化したグルード・グループの業績が寄与し、売上高は前年度比+320.1%、経常利益も同+226.3%の大幅アップとなった。
 次期見通しについては、国内は多くの品種で減収を避けられない見込みだが、海外は中国で王子製紙の南通事業が本格化することもあり、販売増を見込んでいる。なお、4月1日付で連結子会社の中井本社を吸収合併したが、連結業績への影響はない。
●平和紙業
〔11年3月期業績〕
 売上高 21,059 (▲4.1%)
 営業益 299 (▲22.2%)
 経常益 341 (▲19.1%)
 当期益 71 (▲69.0%)
〔次期予想〕
 売上高 20,000 (▲5.0%)
 営業益 202 (▲32.6%)
 経常益 223 (▲34.5%)
 当期益 100 (+40.5%)
 主力のファンシーペーパー、ファインボード、高級印刷紙の特殊紙3品目をはじめ、取扱い6品種すべてで前年を下回った。また当期純利益は、震災による損失7,200万円、資産除去債務会計基準の適用に伴う特別損失3,800万円などを計上し、大幅減となった。
 次期は、特殊紙3品目に加え、市場性が見込める特殊機能紙の開発と拡販に力を入れる方針だが、業績見通しに関しては、復興需要の顕在化は年度後半になり、特に商印向け需要の本格回復は時間がかかると見込んでいる。
●共同紙販ホールディングス
〔11年3月期業績〕
 売上高 19,159 (▲11.9%)
 営業益 93 (▲22.2%)
 経常益 107 (+34.8%)
 当期益 49 (▲39.5%)
〔次期予想〕
 売上高 19,300 (+0.7%)
 営業益 120 (+28.7%)
 経常益 110 (+2.2%)
 当期益 100 (+103.1%)
 当期は経営資源の集中のため販売子会社2社を吸収合併し、価格維持と採算性重視を徹底した。しかし需要低迷で販売量は減少、営業利益も、販管費の削減や金融コスト圧縮を図ったものの売上減が響いた。東日本大震災では、賃貸建物の損傷や荷崩れがあり、災害損失約2,000万円を計上。当期純利益には、この災害損失のほか、本社移転費用約2,800万円も特別損失として計上している。
【紙加工】
●セキ
〔11年3月期業績〕
 売上高 13,315 (▲0.5%)
 営業益 399 (▲5.5%)
 経常益 422 (▲17.4%)
 当期益 228 (+99.4%)
〔次期予想〕
 売上高 13,000 (▲2.4%)
 営業益 450 (+12.7%)
 経常益 537 (+27.0%)
 当期益 300 (+31.3%)
 印刷需要の集中する首都圏や関西圏での営業を強化し、印刷関連事業の業績確保に努めたが、需要減少の動きに歯止めがかからなかった。しかし当期純利益は、株式相場の回復で投資有価証券評価損が発生しなかったことなどにより増加した。なお、震災による直接的な被害はなかった。

 

 

株式会社 紙業タイムス社 「Future 6/6号」より

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