日本テトラパックの包材製造を担う御殿場テトラパックはこのほど、労働安全衛生マネジメント規格OHSAS 18001の認証を取得した。これにより、今後は自主的に労働安全衛生に取り組むだけでなく、第三者機関の審査を交えて、労働災害リスクを低減していく。
OHSAS 18001は国際標準規格ではないが、英国規格BS 8800をベースとし、世界で広く受け入れられている規格。労働安全衛生にかかわる法的要求事項の順守確認を求めているほか、リスクアセスメントによりリスクと管理策を一覧化してその責任所在を明確にすること、さらには社員だけでなく請負業者も含めた構内作業者すべてを対象としたマネジメントシステムの構築が要求されている。
御殿場テトラパックでは、以前から行っているWCM活動の安全衛生ピラー(分科会)をベースに、昨春頃からOHSAS 18001取得の準備を本格的に開始、約8ヵ月で取得した。
日本テトラパックは、「継続してこのマネジメントシステムを活用し、安全で健康な職場の実現と同時に法令順守をさらに推進、無災害による包材安定供給を実現する」と述べている。なおテトラパックグループでは、2016年中に全包材工場でOHSAS 18001の認証を取得する方針。
株式会社 紙業タイムス社 「Future2/22号」より