大王製紙はこのほど、『アテント排泄ケア支援アプリ(通称:アテントアプリ)』を開発、エンブレース㈱(東京・港区)の医療介護従事者専用SNS「メディカルケアステーション」で提供を開始した。
アテントアプリは、排泄ケア情報や商品選択・使い方ガイドを提供するアプリ。在宅介護者が挙げる5大負担の一つが“情報不足”であり、アテントが実施する店頭介護相談会でも、最も多いのが紙おむつに関する相談だ。在宅介護者の多くはこうした相談を、定期的に訪問する在宅医療・介護関係者にしているが、役割ごとの専門性に特化している在宅関係者は、必ずしも全員が紙おむつの知識が豊富な訳ではなく、在宅介護者の質問に対応しきれていないのが現状である。
こうした状況を踏まえ、アテントアプリは開発された。在宅医療・介護関係者が、在宅介護者に紙おむつの質問を受けた際、「メディカルケアステーション」でアテントアプリの使い方・選び方ガイドを読み出せば、これを見ながら説明できるよう設計されている。
【アテントアプリの主な機能】
①おむつカルテ…病院で使用していた紙おむつをアプリに登録し、在宅でも 同じおむつが探せる機能。②おむつ診断…どんな紙おむつを選べばよいのか、身体の状態や使用意向など3~5問程度の質問に答えれば、適切な商品が紹介される。また、その紙おむつがどこに売っているか、自宅近くの販売店を地図上に表示し店まで誘導する。
①おむつ使い方ガイド…紙おむつをどのようにあてればよいのか、イラストや動画を通じてカイド。
②商品逆引きガイド…「Sサイズのパンツが欲しい」など、欲しい商品から近隣の販売店を検索できる。
メディカルケアステーションとアテントアプリの利用については、エンブレースwebサイト(https://www.embrace.co.jp/)を参照。
株式会社 紙業タイムス社 「Future11/19号」より