日本紙パルプ商事(=JP)は、4月1日から全従業員を対象に、定年年齢を現行の60歳から毎年1歳ずつ引き上げ65歳とする。
定年延長に当たっては、「年齢によらない、発揮される能力による処遇を実現する」「公正な評価に基づきメリハリある処遇を行う」「組織を活性化し従業員のモチベーションを維持する」ことを基本方針とし、60歳以降も給与・賞与などの処遇は59歳以前と変わらず、一律の役職定年も設けないこととする。また従業員のライフプランも考慮し、5年間の経過措置として選択定年制度を導入することで、60歳での定年退職も可能とする。
【定年延長の概要】
・定年年齢を60歳から毎年1歳ずつ引き上げ65歳とする
・60歳以降も年齢による処遇の見直しはせず、役職定年もなし
・人事制度と人事評価制度を見直し、能力に応じて若手従業員を登用する仕組みを導入
・退職年金制度はサステイナビリティを意識した制度に改定
・5年間の経過措置として、60歳選択定年制度を導入
株式会社 紙業タイムス社 「Future2/15号」より