凸版印刷はこのほど、倉庫の空きスペースと荷主のマッチングプラットフォーム「souco」を運営する㈱souco(ソウコ)と、資本業務提携契約を締結した。両社は今後、物流DX分野における倉庫ソリューション開発で協業していく。
soucoは、ユニットロード化された荷物を全国一律料金で保管できる保管サービスのほか、大口利用顧客向けの個別マッチングサービス事業を展開する、“物流×IT”のスタートアップ企業。倉庫提供アカウントと倉庫利用(荷主企業)アカウントの合計数は、2021年6月時点で2,000社を超える。
一方、凸版印刷は21年6月、デジタルピッキングシステム国内最大手のアイオイ・システムを子会社化し、物流DX分野における運用支援サービス開発を推進している。今回の提携により、凸版印刷とアイオイ・システムが保有する物流倉庫の運用支援システムと、soucoが持つ倉庫の遊休スペース活用サービスを融合し、多様化する保管需要に対して、ITを活用した物流倉庫の構築・運用を支援するビジネスを検討していく。
株式会社 紙業タイムス社 「Future2/14号」より