特種東海製紙はこのほど、同社株式について、引受人の買取引受けによる売出しを決議し、併せて自己株式の取得を実施した。
同社では、株主の三菱商事、大王製紙、レンゴー、三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行による株式売却(計170万7,500株)の意向を受けて、三菱UFJモルガン・スタンレー証券を引受人とする「買取引受けによる売出し」を決議。また、売出しに伴う株式需給への影響を緩和する観点から、自己株式の取得を実施したもの。具体的には、売却予定の170万7,500株のうち109万8,800株を、特種東海製紙が自己株式立会外買付取引によって2月24日付で取得し(取得価額39億5,568万円)、この結果、残りの60万8,700株が買取引受けにより売り出されることとなった。
併せて特種東海製紙は、政策保有株式の縮減を進めるため、保有する大王製紙株とレンゴー株を、2022年度に売却する予定であることも明らかにした。
株式会社 紙業タイムス社 「Future3/14号」より