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紙の業界ニュース

2022/06/22

決 算

=紙パの2022年3月期④=
 前号に続き、紙パ関連各社の2022年3月期(21年4月~22年3月)決算を紹介する。以下、連結ベース、単位100万円、%表記は対前年度比。
【紙加工】
■トーモク
〔22年3月期〕
 売上高    206,007    (+17.3%)
 営業益    8,331    (+15.2%)
 経常益    8,978    (+16.1%)
 当期益    5,980    (+22.3%)
〔23年3月期予想〕
 売上高    230,000    (+11.6%)
 営業益    10,000    (+20.0%)
 経常益    10,500    (+16.9%)
 当期益    6,500    (+8.7%)
○段ボール…売上高+3.0%、営業利益+0.4%。通販・宅配向けの販売量が減少したが、加工食品向けの回復基調で生産量は増加。利益は、原燃料コストの上昇により微増にとどまった。
○住宅…売上高+57.7%、営業利益+141.7%。スウェーデンハウスの販売棟数が増加したほか、玉善を連結化した効果もあり増収増益。
○運輸倉庫…売上高+7.7%、営業利益+0.9%。新拠点のTLP群馬、TLP札幌が稼働し、飲料関係や日用品の取扱い量が増加したことにより増収。利益は、燃料価格高騰もあり、微増にとどまった。
■ナカバヤシ
〔22年3月期〕
 売上高    63,118    (△0.8%)
 営業益    1,818    (△28.7%)
 経常益    2,336    (△22.7%)
 当期益    1,018    (△34.4%)
〔23年3月期予想〕
 売上高    65,000    (+3.0%)
 営業益    2,550    (+40.2%)
 経常益    3,000    (+28.4%)
 当期益    1,700    (+66.9%)
 原材料価格や人件費の上昇で原価率が悪化し、販管費も増加して減益となった。なお、特別利益として固定資産売却益など354百万円、特別損失として独禁法関連損失など639百万円を計上している。
○ビジネスプロセスソリューション事業(BPOサービス、オリジナル手帳・ノベルティ制作など)…売上高△0.6%、営業利益+33.7%。BPO業務は受注が回復し、包材パッケージも伸長。企業向け手帳や帳票類は減少。
○コンシューマーコミュニケーション事業(ノート、アルバム、文具など)…売上高△0.2%、営業利益△54.1%。飛沫対策用品やリモートワーク関連は一巡。ファイルやノートは堅調。オリンピック関連商品は売上計画を下回り在庫処分した。利益は、原材料価格上昇、半導体不足、円安で減益。
○オフィスアプライアンス事業…売上高△1.0%、営業利益△4.2%。
○エネルギー事業…売上高△10.4%、営業利益△68.5%。
○その他…売上高△34.0%、営業損失△41百万円(前年度比△5百万円)。
■朝日印刷
〔22年3月期〕
 売上高    38,806    (△3.3%)
 営業益    2,295    (+14.5%)
 経常益    2,523     (+4.8%)
 当期益    1,776    (+8.3%)
〔23年3月期予想〕
 売上高    40,500    (+4.4%)
 営業益    2,400    (+4.5%)
 経常益    2,550    (+1.1%)
 当期益    1,800    (+1.3%)
 内製化の推進により売上原価が減少し、また、販管費が新型コロナの影響で前年並みだったこともあり、利益は増加した。
○印刷包材事業…売上高+1.9%、セグメント利益+7.6%。医療用向けは堅調だが、OTC向けは減少。化粧品向けはプラス。
○包装システム販売事業…期ズレや世界的な半導体不足に伴う設備の納品遅れなどにより、売上高△52.0%、セグメント利益△37.1%。
○その他(人材派遣事業)…売上高+7.4%、セグメント利益△10.6%。
■昭和パックス
〔22年3月期〕
 売上高    21,598 
 営業益    1,402    (+19.9%)
 経常益    1,583    (+19.8%) 
 当期益    1,102    (+22.3%)
〔23年3月期予想〕
 売上高    22,100    (+2.3%)
 営業益    1,170    (△16.6%)
 経常益    1,360    (△14.1%)
 当期益    950    (△13.8%)
 収益認識会計基準等の適用に伴い、売上高の前年度比は記載していない。工業生産が徐々に復調したことを反映し、売上量はプラスで推移。損益面も、経費抑制もあって大きく増益。
○重包装袋…売上高13,266百万円(前年度比+869百万円)。クラフト紙袋の売上量は+4.2%。合成樹脂、化学薬品用途が大きく回復し、製粉や飼料向けも増加した。子会社の売上量は、タイ昭和パックス+14.8%、九州紙工△1.1%、山陰製袋工業+1.9%。
○フィルム製品…売上高3,917百万円(同+327百万円)。売上量は産業用が+9.3%、農業用は△3.5%で、合計+4.6%。
○コンテナー…売上高1,925百万円(同+127百万円)。ワンウェイ・フレコン「エルコン」の売上量は+9.7%。
○不動産賃貸…売上高256百万円(同△4百万円)。
■大石産業
〔22年3月期〕
 売上高    19,752    (+6.2%)
 営業益    1,288    (+6.3%)
 経常益    1,528    (+8.8%)
 当期益    1,056    (+11.6%)
〔23年3月期予想〕
 売上高    21,400    (+8.3%)
 営業益    1,422    (+10.4%)
 経常益    1,639    (+7.2%)
 当期益    1,142    (+8.2%)
 コロナ禍で落ち込んだ需要の回復に加え、食品容器用フィルムが好調だったことなどにより増収増益となった。
○緩衝機能材事業…売上高+5.4%、セグメント利益△7.1%。パルプモウルド部門は、青果物分野が減収だったが工業品分野と畜産物分野が増収となり、売上高は+5.3%。段ボール部門の売上高は、農業分野が減収だったが工業分野は順調で+3.7%。成型部門は+12.3%。
○包装機能材事業…売上高+7.2%、セグメント利益+6.1%。フィルム部門の売上高は、食品容器用ポリスチレンフィルムの好調に加え、半導体向けキャストフィルムの伸びもあり+10.6%。重包装袋部門の売上高は内外ともに増収となり+4.9%。
○その他…売上高△0.8%、セグメント利益+87.2%。
■ニッポン高度紙工業
〔22年3月期〕
 売上高    18,074    (+13.5%)
 営業益    4,066    (+47.3%)
 経常益    4,232    (+51.4%)
 当期益    2,918    (+45.5%)
〔23年3月期予想〕
 売上高    19,000    (+5.1%)
 営業益    3,800    (△6.6%)
 経常益    3,800    (△10.2%)
 当期益    2,600    (△10.9%)
 アルミ電解コンデンサ用セパレータは、車載向けや産業機器向けが好調を維持したほか通信設備関連の需要も堅調に推移し、売上高は+18.8%。機能材は、リチウムイオン電池用セパレータが好調に推移したものの、海外での風力発電向け電気二重層キャパシタ用セパレータが減少したため、売上高は△2.3%。利益は、原材料やエネルギー価格上昇の影響はあったが、稼働率向上、原価率の低減により大幅増益。
 

株式会社 紙業タイムス社 「Future6/20号」より

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