国際紙パルプ商事(=KPP)はこのほど、オランダのRanpak B.V.(=ランパック社)と販売代理店契約を締結した。
ランパック社は、緩衝材など紙製の保護梱包材を販売するほか、梱包装置のリースなども手がけ、紙製保護梱包システムのリーディングカンパニーとして世界50ヵ国で事業展開している。
紙の緩衝材は主に、「すきま埋め」「緩衝材」「包装」「コールドチェーン」に用いられる。現在主流となっている「エアバッグ」や「気泡緩衝材」などのプラスチック製保護梱包材を紙製に切り替えれば、環境負荷が低減され、また梱包スピードの大幅削減や梱包作業の標準化、繁忙期への対応も可能となる。KPPでは今後、EC業界を中心に需要は高まっていくと見ており、連結子会社のAntalis社(パリ)がランパック社の主要販売先であること、また日本での紙製緩衝材の需要増加を見据えて、今回の契約締結を決めた。
株式会社 紙業タイムス社 「Future9/26号」より