中国国家物資備蓄局は3万2千トンのパルプ在庫処分を決定、軟化傾向にあるパルプ市況の先行きが懸念されている。9月17日に競売が予定され、パルプは1995年から1998年にカナダから輸入された物、中国各地の長期在庫品。当局は過去4月にもカナダ品(2万トンー1995年から1997年の輸入品)の競売しており平均価格はトン当たり1092ドル(VAT17%込)他に倉庫チャージも発生する。中国は毎月30万トンのパルプを輸入しており、中国パルプ業者としては当局が保有するパルプ在庫の市況への影響力は少ないとみている。市況にパルプ在庫が出回ることで、価格値下がりを必死に回避しているパルプメーカーの状況が悪化することも危惧される。
9月15日付け RISIから
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ