5月ユーロ圏18ヶ国の季節要因調整後の失業率は11.6%と前月から横這いで推移したが、前年同月比の12%からは微減となった。一方、EU28ヶ国の5月失業率は10.3%で、前月の10.4%とほぼ同等、昨年5月の10.9%から微減となった。5月、ユーロ圏18ヶ国の約1千8百60万人を含むEU28ヶ国の約2千5百20万人が失業している状態である。前月と比較するとEU28ヶ国の失業者は6万3千人減少、そのうちユーロ圏18ヶ国では2万8千人減少となった。前年同月比ではそれぞれ約1百36万人、約64万人減となっており、ヨーロッパ全体としては雇用市場はやや上向いている。男女25歳以下の失業率を国別で見てみると、ドイツ7.8%、オーストリア8.9%、オランダ10.8%で相対的には好調だが、一方でギリシャ57.7%、スペイン54%、クロアチア48.7%がワースト3となっている。
7月1日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ