ブラジル印刷産業協会によれば、アジア、特に中国・香港で印刷される書籍類が飛躍的に伸びたことで、ブラジルでもその輸入量が激増、昨年10%急増し輸入書籍のうち中国・香港からの輸入が全体の60%を超えるなど、ブラジルの図書印刷産業が危機に直面する事態となっている。同協会は、51ヶ国での調査から、2007年~2017年の11年間で世界の印刷産業は約20%成長をみせ$6億7千万規模の市場となると見ており、中国は今後3年以内に世界の印刷産業を支配するであろうと予測している。2007年では3大市場の内訳はそれぞれ北米31.8%、西ヨーロッパ31.2%、アジア太平洋29%のシェアだったが、2017年にはアジア太平洋が40.5%と主導的な立場となり、西ヨーロッパが26.7%、北米が24.8%で追随することになろう。
8月26日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ