ブラジルの紙パルプ・メーカーであるSuzano社は、5月31日に火災に見舞われたサンパウロ州の同社Suzano工場での生産を6月4日に再開したことが分かった。同社によれば、火災の被害を受けたのは工場内の倉庫だけにとどまり、紙パルプの生産ラインには被害が及ばなかったとしている。火災により焼失したのは基本的に広幅巻取と倉庫建屋に限られており、損害はすべて保険でカバーされるとしている。同工場は、印刷・筆記用紙年産36万トン、市販パルプ17万トン、その他フラッフパルプなど10万トンの生産能力がある。それ以外にも自社用パルプ年産30万トン、箱用板紙20万トンの生産能力もある。
6月7日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ