中国の環境局は、山東華泰紙業(Shandong Huatai Paper社)が計画を進めている山東省日照市に位置する同社紙パルプ工場を、現在の場所から南方20㎞にある経済発展区へ移転する案に関してこのほど承認を出したことが分かった。現在、同工場は3機のクラフト紙ラインで年産合計6万5千トン、1機のN材パルプ・ラインで同6万8千トンの生産能力がある。それとは別に休止中となっている印刷・筆記用紙用の2機の塗工ラインがある。同工場で生産されたパルプの余剰分は、同じく山東省の東営市にある同社旗艦工場へ出荷されている。同工場は同地で1969年に操業を開始したが、現在この地は人口密集地域となっており、今後は紙パルプ生産地としてはふさわしくないとされていた。従って、同社はHai You経済発展区の新工場へすべての設備を移転する計画を立てていた。
12月14日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ