国際的な貿易において使用されている物品の分類についての統一システム(HS=Harmonized Commodity Description Coding System)で第7版となる “HS2022”がHS条約適用国の全ての締約国で承認され、2022年1月から施行される予定だ。
HS条約は211の経済圏で関税と国際貿易統計の基礎として機能している。(そのうち158が 統計品目番号の締約国である)新しいHS2022年度版は国境を跨ぐ物品を幅広くカバーし、総計351の改定と統計品目番号に変更を加えた。以下が要旨の一部である。
2022年1月は遠くに感じるが、2022年度版HS実施の為に国と地域レベルでそれまでにWCO(世界税関機構)では多くの課題がある。世界税関機構は現在の2017年と新しいHS版との間に必要な相関表の開発と解説文、分類の見解、アルファベット順での見出し、HSオンラインデータベースなどのHS2022施行へのアップデート作業に取り組んでいる。
税関行政と地域経済コミュニティーは、HS条約の要求に応じて、2022年度版HS条約のタイムリーな実施に間に合う様膨大な作業がある。従って、各々の国の関税又は統計的な命名法でHS2022年度版に備えたプロセスを開始する事を推奨する。WCOは施行に向け取り組む締約国を支援する為、能力構築にさらに力を注いでいく。
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ