=国際紙パルプ商事=
	紙・板紙ともに減収
	 国際紙パルプ商事は、2017年3月期(16年4月~17年3月)決算を発表した。以下、数値は連結ベース、単位100万円、( )内は対前年増減率。
	〔2017年3月期〕
	 売上高 366,777 (△5.9%)
	 営業益 1,031 (△32.0%)
	 経常益 1,114 (△39.9%)
	 当期益 2,215 (+82.3%)
	〔2018年3月期予想〕
	 売上高 365,000 (△0.5%)
	 営業益 1,300 (+26.1%)
	 経常益 1,600 (+43.6%)
	 当期益 900 (△59.4%)
	 当期純利益の増益幅が営業・経常段階に比べて大きいのは、固定資産売却益約28億円を計上したことなどによる。
	○国内拠点紙パルプ等卸売…売上高は前年比△3.3%。紙分野は、コピー用紙が増販となったが、出版や広告業界で紙媒体が減少し、販売量・金額ともに前年割れ。板紙は猛暑により飲料関係は好調だったが、用紙の軽量化や、天候不順による青果物向けの段ボール原紙が減販となり、販売量・金額ともに減少。古紙は、度重なる台風の発生の影響もあり、販売量・金額ともに減少した。パルプは輸入品を中心に好調。
	○海外拠点紙パルプ等卸売…売上高は前年比△18.0%。香港および東南アジアは市況軟化にも関わらず前年比横ばいを維持。豪州は、為替の要因もあり販売不振となった。また、事業構造改革を進めてきた米国や中国など、海外拠点全体の売上高は円高の影響もあり減少した。
	○不動産賃貸…売上高は前年比△0.6%。KPP八重洲ビルの満室稼働維持や、大阪・名古屋地区のテナントビルがほぼ満室稼働するなど増収要因もあったが、一部所有物件の売却に伴う減収もあり、賃料収入はほぼ横ばい。
	株式会社 紙業タイムス社 「Future6/19号」より



















 
       
      
