東洋製罐グループはこのほど、グループ会社間で重複しているプラスチック容器事業を統合すると発表した。連結子会社である東洋製罐、東罐興業、日本クロージャーの3社が保有するプラスチック容器事業に関わる営業機能および生産・開発機能の大半を、会社分割により分割準備会社(商号未定)に統合するもの。各々の会社で培ってきた技術力、製品開発力、品質・コスト管理などの経営資源や資産を融合することにより、ユーザーへの提案力を高めて事業の基盤強化を図る。分割準備会社は、10月2日付で東洋製罐グループホールディングスが100%出資して設立し、2018年4月1日付で同事業を分割準備会社に統合する。
<3社の概要>
■東洋製罐…▽事業内容:包装容器・充填設備の製造販売など▽17年3月期売上高:2,737億6,300万円
■東罐興業…▽事業内容:紙製品・一般プラスチック製品の製造販売▽17年3月期売上高:674億8,800万円
■日本クロージャー…▽事業内容:金属キャップ・樹脂キャップの製造販売など▽17年3月期売上高:503億500万円
株式会社 紙業タイムス社 「Future9/4号」より