原燃料費や物流費の上昇を背景に、紙パ各社による紙製品の値上げアナウンスが続いている。各社とも、「コスト削減に努めているが、自助努力のみで再生産可能な収益を確保するのは困難」として値上げへの理解を求めている。直近の発表は次記の通り。
■日本製紙パピリア…薄葉印刷紙・複写用紙・加工原紙の全品種を、2月1日出荷分から値上げする。上げ幅は10%以上。
■大王製紙…子会社、丸菱ペーパーテックが生産するレーヨン紙全般と雲竜紙全般(いずれもラミネート加工品・フィルム加工品を含む)を、2月1日出荷分から値上げする。上げ幅は10%以上。
■北越コーポレーション…連結子会社の北越パッケージが、液体用紙容器全品種を4月1日納入分から値上げする。上げ幅は平均7%程度以上。
株式会社 紙業タイムス社 「Future1/28号」より