大日本印刷(=DNP)は、取り扱うパッケージのカーボンフットプリント(=CFP。製品のライフサイクル全体でのCO2排出量)を第三者認証済の算定結果とする「DNPライフサイクルCO2認証システム」の実証を開始する。実証は、ライフサイクルアセスメント(=LCA)関連の第三者認証で実績があるサステナブル経営推進機構と共同で行う。
「DNPライフサイクルCO2認証システム」は、DNPのマネジメント体制とCFP自動算定ツールについて第三者認証を取得し、改めて算定結果の審査を受けなくても第三者認証を取得できるようにするもの。これにより、第三者認証取得に要する時間と費用を節約できる。また、各企業のCO2削減目標に対して、パッケージが占める割合や、環境配慮包材を使用した場合の削減度合いなどが把握できるようになる。システムの本格運用は2022年春の開始を予定している。
株式会社 紙業タイムス社 「Future1/17号」より