大日本印刷(=DNP)は2月1日、DNP市谷加賀町第3ビル(地上5階・地下3階建て、延べ面積4万950㎡)を竣工した。
DNPは、本社を置く東京・新宿区の市谷地区で、2009年から拠点の再開発を進めており、今回の竣工によって次のような施策を加速させていく。
①開発エリア内の緑地(約2万㎡のうち約1万5,000㎡が完成)に地域固有の在来種を植え、本来の自然に近い環境を目指す。近隣住民も利用できる公開空地「市谷の杜」として、整備・拡大を継続する。
②DNP五反田ビル(東京・品川区)などに勤務していた社員約3,000人が市谷地区に移転し、主に在京の営業・企画部門を一つのエリアに集結。これによりグループの一体感を高める。5月には社外パートナーとの「対話と協働」を実践する施設として「P&Iラボ・東京」をDNP市谷加賀町第3ビル内に開設。
③同ビルは健康経営オフィスを目指し、開放感のあるアトリウム、庭園などの整備、健康に配慮したメニューを提供する食堂、対話を促進するコミュニケーションエリア、簡単な運動ができる健康什器などの工夫を施した。ジェンダーレストイレや、テレワークの恒常化を想定したフリーアドレスのオフィスなども設置・運用していく。
株式会社 紙業タイムス社 「Future2/27号」より