「剥離紙リサイクルラベル」
OSPグループの大阪シーリング印刷はこのほど、シール・ラベルの剥離紙を再生した「剥離紙リサイクルラベル」を開発した。
OSPグループは1927年創業の総合パッケージ企業。大阪シーリングはその中核会社で、シール・ラベル、フィルム製品、紙器パッケージ、販促ツールまでをワンストップで製造しており、今回開発したのは、自社の剥離紙を100%リサイクルした再生紙を表面基材に使用した環境配慮型ラベル。
シリコーンを使用する剥離紙はリサイクルが難しく、この再資源化はラベル業界全体の課題となっている。今年、関連企業が中心となってラベル循環協会を設立するなど、業界をあげて剥離紙のリサイクルシステムを構築する取組みが本格化しているが、大阪シーリング印刷も同協会に加盟し、剥離紙の活用に取り組んでいる。そうした中でのリサイクルラベルの開発となった。
株式会社 紙業タイムス社 「Future12/25号」より