チリのArauco社が、11月11日物流業界労組が実施したストライキの影響で原料となる木材が搬入されず、未晒N材パルプ(USK)年産355,000トンの同社Constitucion工場を休転措置としていたことが分かった。このストライキは同国Maule州で11月2日に始まったもので、同国中央部で複数の産業界が損害を被った。一方、11月9日同州の複数の企業がストライキを非難する声明文を公表した。トラック運転手を代表とする労組が実施するストライキによって、同州の森林製品の輸送を不法に阻止し、過去8日間にわたって森林や木材に関連する生産活動が影響を受ける結果となっており、この物流閉塞によってストライキの原因となっている紛争とは関係のない少なくとも100社以上の企業が深刻な問題に直面している、と言及するに至っている。
11月10日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ