オーストリアのHeinzel社は、同社Laakirchen工場SC紙ライン11号機へのスーパー・キャレンダー12ロール追加など、増産に向けた改造作業をこのほど終えたことが分かった。今回の増産強化によって、同ラインの生産能力は約5万トン増えて年産35万トンとなるとしている。同社は、今回のライン改造は再生パルプ混入率の高い新たなオフセット輪転印刷用紙に焦点を当てており、引き続きグラビア印刷の顧客にも役立つべく取り組みたいと予ねて公表していた。同社は、この動き以外に同工場の10号機を8月中に停機として、現在のSC紙生産から再生コンテナーボード生産用に転換する工事を実施する見込み。この転換が完了すれば、同ラインの生産能力は年産45万トンとなるとしている。
8月3日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ