大王製紙はこのほど、小さな子どもを持つ母親の除菌意識を調べるため、「ママの『除菌』に関する意識・実態調査」を実施、その結果を発表した。

　調査は、10歳以下の長子の子どもを持つ既婚女性（25～39歳）250名と、未婚または子どもがいない既婚女性（25～39歳）250名の計500名を対象に、2015年11月19日～24日、インターネットで行われた。その結果、出産以降に「除菌への意識」が大幅にアップすることなどが分かった。以下、調査結果を抜粋して紹介する。

■部屋の中の“菌”が気になる？…「子どものいる女性＝ママ」と「子どものいない女性」それぞれに、部屋の中の“菌”が気になるかを質問したところ、“ママ”の77％が「気になる」と回答したのに対し、「子どものいない女性」は60％にとどまり、子どもがいるかいないかで除菌意識に大きな開きのあることがうかがえた。また、“ママ”たちに「出産以降の除菌意識の変化」について尋ねると、80％が「出産以降、除菌意識が高まった」と回答。さらに、「積極的に部屋の除菌を行うようになった」人も66％に上り、除菌意識が具体的な対策につながっていることが分かる。

　具体的に心がけていることとしては、「子どもの手の届くところの除菌はしっかり行っている」「子どもが触れるものに除菌グッズを使用している」などが挙がった。

■部屋の『除菌』は十分にできているか？…“ママ”たちに「現在、部屋の中の除菌が十分にできていると思うか」との問いに対しては、78％の“ママ”が「十分に除菌できていない」と回答。また、「なぜ十分に除菌できていないと感じるのか」その理由をたずねると、「子どもがすぐ汚すので、対策できていない」「面倒くさがりなので簡単にやりたいが、手軽で安価なアイテムがない」など、元気な子どもに振り回されて疲れ気味だったり、手軽に除菌できるアイテムがないと感じている、ママたちの“本音”が見えた。

■出産以降、特に除菌が気になるようになったものは？…「おもちゃ類」（46％）、「食卓（テーブル）」（33％）、「部屋の床」（28％）の順となり、子どもの触れるものに敏感になっている様子が分かる。さらに、「部屋の中で除菌の盲点だと感じるものはあるか?」との問いには、59％が「ある」と回答。

　具体的には、「食卓はすぐに汚れるので、水ぶきのみで除菌までできていない」「テーブルは台ふきで拭いているが、逆に菌を広げて汚くしている気がする」など、「食卓」に関連する声が多く挙がった。また、「おもちゃ類」に関しても「子どもが遊ぶおもちゃ類は除菌シートで拭く」など、除菌に気を遣っているママたちの努力が見受けられた。

■出産以降の除菌グッズ選びのポイントは？…「使い勝手の良さ」（78％）、「身体への害が少ないこと」（67％）、「値段」（52％）がベスト3だった。ここから、「手軽」で「安心」なアイテムで「おもちゃ」や「食卓」など子どもの手に触れるものを除菌したいママたちの意向がうかがえる。

 

株式会社　紙業タイムス社　「Future1/22号」より