東京証券取引所の市場区分が来春から変更になるのに伴い、日本紙パルプ商事(=JP)は東証から、新市場区分による上場維持基準への適合判定の結果、プライム市場に適合するとの通知を受けた。
東証には現在、市場第一部、市場第二部、マザーズ、ジャスダック(スタンダード、グロース)の4つの市場区分があるが、「各市場区分のコンセプトが曖昧」「投資家にとって利便性が低い」などの理由により、2022年4月からプライム、スタンダード、グロースの3区分に移行する。東証は、現在の全上場企業について、新市場区分の上場維持基準への適合状況を判定し(一次判定)、その結果を7月9日、各社に通知した。通知を受けた企業は今後、どの市場に上場するかを選択し、必要な手続きを行っていくこととなる。
JPが適合通知を受けたプライム市場は、3市場のうち最上位に相当する。同社は、「この結果に基づき、取締役会決議を経て、新市場区分の選択申請に係る所定の手続きを進めていく」としている。
株式会社 紙業タイムス社 「Future8/9号」より