特種東海製紙のファンシーペーパーブランド和紙楽活の「霞朧紙 見本帖」がこのほど、世界的なデザイン賞「iF DESIGN AWARD 2023」プロダクト部門を受賞した。
「iF デザインアワード」は、ドイツ・ハノーバーを本拠地とするiFインターナショナル・フォーラム・デザインが主催するデザイン賞で、今年は56ヵ国・地域から約1万1,000件のデザインが集まった。「霞朧紙 見本帖」は、記憶に残る正方形の形状、日本の美意識を伝えるグラフィック、ユーザーの不安を解消する加工見本、天然染料を使った染色技術などが評価され受賞となった。特種東海製紙の同賞受賞は初めて。
『霞朧紙』は、同社が中国市場向けに開発した「和紙楽活」ファンシーペーパーブランドから昨秋発売された新製品。見本帖は、最近ではデジタル化する傾向にあるが、「和紙楽活」ブランドの特徴である紙表面の凹凸や触感を直接手で感じてもらうため、「霞朧紙 見本帖」は正方形の見本帖に多彩なアイデアを詰め込んだ。
株式会社 紙業タイムス社 「Future5/29号」より