エストニアの投資家グループが、同国内に約10億ユーロを投資してパルプ工場と生物精製所を建設する可能性を調査していることが分かった。このプロジェクトが実現することになれば、同国史上最大の産業投資になるとしている。同国森林産業関係者によれば、検討されているパルプ工場は年産約70万トンの生産能力を有する規模で、NBKPとL材(バーチ)パルプをほぼ半々で生産する模様。製品の主要市場として目されるのはヨーロッパとアジアとしている。原料調達については、現在同国から輸出している木材パルプ、チップの合計約3億立米が充てられることになり、国内の商流に加え必要であれば近隣のラトビア、リトアニアなどからの調達も考慮されている。
1月17日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ