(株)DNPテクノパック横浜工場(神奈川県横浜市)は、東芝ライテック(株)横須賀事業所(神奈川県横須賀市)と連携し、ユリ科の植物ハマカンゾウの生息域外保全に取り組んでいる。6月4日、両社合同の返還式が行われた。ハマカンゾウは、生息地の三浦半島・小網代の森において盗掘被害や高潮の影響によって激減しており、東芝ライテックは2012年5月から自社工場内で生息域外保全を行ってきた。2015年には両社の連携活動の一環として、DNPテクノパック横浜工場へ30株が移植され、1年間で113株まで増やすことに成功。DNPテクノパックは、そのうち82株を2016年6月に本来の生息地である小網代の森へ返還するとともに、敷地内に新たに株を植え付けて生息域外保全を継続している。今回、NPO法人鶴見川流域ネットワーキング、小網代の森の維持管理を担うNPO法人小網代野外活動調整会議の代表理事である岸由二氏の指導のもと、両社の社員や家族が参加し、約900株を森へ植え付ける合同返還式が実施された。
2社で46名が参加し、100平米の広さの地面に約900株のハマカンゾウを植え付けた
PJ web newsより