(一社)日本印刷産業連合会は9月27日、東京都立中央・城北職業能力開発センター飯田橋において、第44回技能五輪国際大会(アブダビ大会)印刷職種日本代表の早瀬真夏選手(亜細亜印刷)の強化トレーニングを公開した。このトレーニングは、技術面だけでなくメンタル面の強化を目的としており、これまでに全国各地の印刷会社や印刷関連メーカーの施設でも社外トレーニングが実施されている。今回は、本大会を想定して印刷準備、印刷、洗浄までの工程を1時間以内で行う課題が実施された。トレーニング終了後に行われた記者会見で早瀬選手は、「全体的な流れとしては、スムーズに作業を行えたと実感している。また、これまで社外トレーニングを重ねてきたので、メンタル面も鍛えられたと思う」と、今回のトレーニングについて振り返った。社外トレーニングは、あと1回実施され、今後はオフセット印刷技術以外の競技課題の強化など、最終調整を行っていく。技能五輪・アブダビ大会は、今年10月15日から18日までの4日間、アラブ首長国連邦において開催される。印刷職種には、日本、オーストリア、ベルギー、ブラジル、スイス、中国、ドイツ、フランス、香港、ロシア、アメリカが出場する。また、同種目には、早瀬選手を含む5人の女性選手がエントリーしている。
強化トレーニングは本大会の競技課題を想定して行われた
「目標は金メダル」と語る早瀬選手
PJ web newsより