FSCの国際理事会議長、ルリータ・ウィジャヤニンディア氏がこのほど、浜松市でのFSC国際理事会開催に伴い来日し、併せて沖修司林野庁長官、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の荒田有紀持続可能性部長、浜松市の鈴木康友市長を表敬訪問した。
表敬訪問では、FSC側から、世界の森林資源の現状から見て日本の役割が重要であることを説明し、FSCとしてどのような協力ができるかについて聞いた。沖長官からは「森林認証の重要性は認識しており、国内での認証材利用増を期待している。現地視察を通じて、地域の課題や現状を知ってほしい」、また荒田部長からは「適切な調達方針の運用に向けて、特に業界内への認証の周知に協力をお願いしたい。東京大会を契機に一般の人にも森林認証が普及することを期待しており、認知度向上に向けて協働したい」とのコメントがあり、FSCと方向性を同じくすることが確認された。
株式会社 紙業タイムス社 「Future5/7号」より