中越パルプ工業のオリジナルカレンダー「日本の彩 2019年 匿名の意匠・陶器模様」(企画・制作:高岡一弥氏、印刷:丸山印刷)がこのほど、日本印刷産業連合会とフジサンケイビジネスアイ主催の「第70回全国カレンダー展」で、第1部門「銀賞」および特別賞である「日本商工会議所会頭賞」を受賞した。
中越パルプ工業の「日本の彩」シリーズは、制作を開始した2008年版以来、12年連続で「全国カレンダー展」入賞を果たしており、過去には 5年に1度の最高位「内閣総理大臣賞」を受賞したほか、全国カレンダー展と提携しているドイツ国際カレンダー展でも4度入賞するなど、国内外で高い評価を得ている。
2019年版「日本の彩」のデザインモチーフは「日本の陶磁器」。17世紀に始まり、19世紀後半の明治維新以降に飛躍的な発展を遂げた日本の陶磁器は、ジャポニズムの潮流とともに、従来の絵付けと新図案が混合され、実用としての意匠と卓越したフォルムが生み出されてきた。2019年版「日本の彩」には、特に明治初期から昭和にかけて、その技法の見本として描かれた蒔絵並陶器模様巻画(全9巻)の図柄が採用されている。
「日本の彩」シリーズは2014年版から、用紙に日本の竹だけで作られた『竹紙 100 ホワイト 127.9g/㎡』を採用しており、竹紙が持つ上品な表現力が、絵柄の和のテイストとマッチした落ち着いた印象を与えている。
なお、全国カレンダー展の入賞作品展は、次記の通り東京と大阪で開催される。
【東京会場】東京サンケイビルB1、B2(東京都千代田区大手町1-7-2)期間:1月21日(月)~25 日(金)10:00~18:00
【大阪会場】平和紙業ペーパーボイス大阪(大阪市中央区南船場 2-3-23) 期間: 1月29日(火)~2月7日(木)
株式会社 紙業タイムス社 「Future1/21号」より